センダンの木のキッチンカウンターが主役の家

LDKの見せ場の一つとして、センダンの木のキッチンカウンターを設置。その存在感はしっかり、けれど軽やかに在ります。

キッチンを囲むように取付けた、ダイニングテーブルも兼ねたキッチンカウンターと背面のカップボードや棚板には、センダンという広葉樹をご採用頂きました。
センダンの木は、成長が速い木の為、年輪の幅も大きく木目が面白く、固いのが特徴です。

落ち着いた、ブルーグレーのアクセント壁とヒノキの床材が、主役のセンダンを支える名脇役として、良い仕事をしてくれています。
設計は、Atelier koma一級建築士事務所 松井氏。

デザインだけで無く、機能性もしっかり考えられたキッチン

センダンのダイニングテーブルは、半円部分が切り離せる様になっています。
大人数のお客様が来た時、レイアウトを変えたい時、柔軟に対応できます。
また、キッチンはシステムキッチンを採用し、機能性や収納力、手入れのしやすさを確保しつつも、立ち上がり壁の仕上げやカップボードにもセンダンの木を使用することで造作のキッチンの様にも見える、既製と造作のハイブリッド型と言っても良いかもしれません。

もう一つの見どころ、LDKに備えられた和室を間仕切る障子

LDKでゆっくりと寝転んで寛げる場所が欲しい。というお施主様のご要望もあり、和室を設けました。
LDKの雰囲気に良く馴染む和モダンの障子は、松井氏がデザイン。
障子を全て閉じると、一つの部屋としても成立するよう設計。
障子を開け放つと、LDKとひとつながりの空間にもなります。
用途に応じて、開閉して使えるスペースは、とても使い勝手がよく人気です。

障子を開けると、半畳タタミと宙に浮いた収納が現れます。

お施主様の限られたスペースを有効に使いたいというご要望を受け、収納を浮かせました。
床から浮かせることで、圧迫感を極力減らしながら、少しでも広く使える様工夫。
収納扉の色を変えるちょっとした遊び心と、空間に馴染む優しい色味がポイントです。

考え抜かれた収納は、大容量!

玄関からそのまま入れるシューズクローク兼ウォークインクローゼット。
玄関から帰ってきたらそこを通って、靴やコートを脱いでお部屋へ入って行けます。
通常の廊下もあり、2WAYなので、お部屋の中をスムーズに効率よく移動出来ます。

ファミリークローゼットとして、一か所に大きな収納を集約させることで、
家事導線のスリム化、効率化が出来、オススメです。