以前のリノベーションに敬意を払いつつも、そこにそっと寄り添うように手を加えた今回のリノベーションで高級感のある大人の空間に。
LDKをぐるりと囲むように配置された広々ルーフバルコニーと、
二十数年前にセンス良くリノベーションされていたこのお部屋を一目見て購入を決意されたK様。
残すべきところと新しくアップデートさせる所を上手に選択されたこのお部屋は、リノベーションのその先のネオリノベーション!?と言った所でしょうか。
無垢の質感も大切にしつつ、その雰囲気に一目ぼれだった、アカシアの床を選択。面白い表情を見せてくれています。
LDKにアクセントを加えてくれているのは、赤みのあるアカシアの床材。アシンメトリーに入れた間接照明のL字に合わせてL字に貼った床のアクセントタイルは、お施主様の拘り。
間接照明は、調光出来るタイプで、昼と夜とでは、また違った表情を味わえます。
正面のタイル壁は、PS部分でどうしても取れなかった壁でした。そこに石のアクセントタイルを貼ることで、一気にお部屋がラグジュアリーな大人の雰囲気あるお部屋に。
購入以前のリノベーションでオーダーキッチンやカップボードが据え付けられていました。
この一角の世界観は、今見ても全く色褪せておらず、これらを活かしたまま磨き上げ、必要な箇所だけを手直しすることに。
給排水管設備の取替えや、床をタイル貼りへ変更する等、さり気無い施工に留めました。
マンションの一室とは思えない程に本格的な和室だったこのお部屋。畳を縁無しの琉球畳に替え、襖や障子を張り替え、部分的な塗装を施す事で、落ち着いた中にもモダンな雰囲気を感じられる一室に。
赤みの強いアカシアは、材としては固め。その雰囲気はと言うと、床材一つ一つの濃淡が違っており、貼り詰めると、その表情の豊かさに驚かされます。その為、ウォールナットに近い雰囲気ながらも、洋だけでなく和にも合わせやすい材です。