なぜ地元の杉 耳納杉を?

私たちは普段あまり意識することはありませんが、まちで生活している中で、山を源流とする豊かな水の恩恵を受けています。
良い水をつくるのは、豊かな山の肥沃な土壌、古くから治山治水と言われるように、豊かな平野は後背の山あってのこと、この地域の農作物がおいしいのも山が豊かだからこそです。私たちの命の根源である水と食べ物を育んでいるものは、豊かな森林資源があってこそと言えます。

現在も安いという事だけで「外材」などが使われ、地元の木材は利用されず日本の山は荒廃し続けているのが現状です。この地域で耳納連山の北側斜面で育った杉は、年輪が細かく強度と粘りがあり良質です。そして湿度が高く四季のある日本の風土には、風土で育った材料を使う事が、風土にあった心地良い暮らしを創る事になります。

耳納杉はどのように生まれるのか?

耳納杉は、筑後川の上流の耳納連山で浮羽森林組合管理の元、下草刈り、枝打ち、間伐と手入れをしながら育てられ、伐り時や状態を見て伐採されます。その中でも品質の良い樹齢60年のものが選定され耳納杉の原木として、その後岩佐製材所へ運ばれます。製材所では状態を見ながら一次製材され桟積した状態で天日に下されゆっくりと時間をかけ天然乾燥されていきます。その後二次製材され、柱や梁や床材など家の様々な部材となり、住まいづくりの現場へと供給されます。
床板材については、足が直接ふれる部分という事から、更に精度を上げるために 二次製材の前に、中低温乾燥工程が加わります。

この山と直接つながる材料供給を『耳納杉産直ネットワーク』が行っています。家づくりを行う設計事務所や工務店、建設会社、製材所、そして山を管理する森林組合、すべて直接つながりながら、森林体験ツアー他様々なイベントを通じてお客様にも山に繋がっていただきながら進める家づくりです。私たちも『耳納杉産直ネットワーク』に参加しています。

杉の特徴

日本の山で一番多く育っているのが杉。
木目がまっすぐ通っていて、柔らかく加工しやすいのが特徴です。柱や梁などの構造材として、天井や壁、床などの内装材として、また、障子や襖や木製建具、おひつや曲げわっぱ等、用途は幅広く日本の暮らしの中に根付いたことが分かります。
空気を多く含んでいることから、冬でも足触りが温かく、長時間の立ち仕事でも足がつかれにくく、また調湿性能が高いことから、湿度の高い日本の気候の中、風通しなどの制約があるものの、年月を経た中古マンションの内装材としてはとても適しています。上記の事から、私たちは床材やカウンター材等には、福岡県産材 耳納杉をおすすめしています。