「リノベーション」とは、一般的に既存の建物に大規模な改修工事を行い、新しい価値を加えることをいいます。築年数がたっている建物でも、内部の壁などを全てとりはらったスケルトン状態から作り上げることが多いので、自分の思い描くプランを実現することができます。マンションの一部屋から一棟、また、木造・RC造・鉄骨造等、特に構造に関係なく改修をおこなうことが可能です。
「リノベーション」と「リフォーム」はどう違うのか?というと、「リフォーム」は、畳の張替え、クロスの張替え、元々あった場所そのままにトイレや洗面台を新しくするなど修繕、初期状態へ戻す意味合いが強くなります。
では、「リノベーション」はというと、一度スケルトン状態にし、キッチンやバスルームなど水まわりの移動、配管工事、給湯器の取替えや3LDKを2LDKにするような大幅な間取りの変更が可能です。大規模に工事をおこなうため、工事の際に耐震性や防火安全対策、冷暖房効率など建築機能を向上させることで、新しい付加価値も加えられます。
より自分のライフスタイルに合う心地よい空間づくりを求めるならば、「リノベーション」がおススメです。
住宅を取得する場合、各自治体の住宅関連補助金や太陽光パネル設置補助金、木材利用ポイント(地域木材利用補助金)などさまざまな補助金があります。それぞれ補助金制度を利用するには条件がありますので、ご確認ください。
住宅ローンを組んで住宅購入(新築・中古)、リノベーションをして入居をした場合で、一定の要件を満たすときは、住宅ローン控除の適用を受けることができます。確定申告をおこなうと、会社員の場合は所得税の還付を受けることができ、自営業者などは支払う所得税から控除額を差し引くことができます。控除額は、年末の住宅ローン残高に応じて、計算されます。詳しくは税務署等にご確認ください。
中古マンションを購入すると、一般的に不動産取得税、固定資産税がかかります。
・不動産取得税
不動産を新しく購入したときに、その物件に対し1度だけ支払う税です。一定の要件を満たす物件であれば、軽減措置を受けられます。軽減措置を受けると大幅に支払う金額が減額されることがあります。
・固定資産税
毎年1月1日現在でマンション(土地や家屋)を所有している人に、各自治体から課せられます。毎年課せられる税で、年4回分割での納付です。(一括払いも可能です)
・財形住宅融資
財形貯蓄とは「勤労者財産形成貯蓄」の略で、一般財形貯蓄、財形年金貯蓄、財形住宅貯蓄の3種類があります。この財形制度のある企業に勤務している人が財形貯蓄を行っている場合に借りられる公的な住宅ローンです。融資額は財形貯蓄残高の10倍以内で最高4000万円。住宅取得価格の8割以内。5年ごとに金利と返済額の見なおしがあります。
・住宅ローン
民間金融機関の住宅ローンは、変動金利、固定金利を組み合わせた多種多様なタイプがあります。それぞれに優遇金利やサービスを付加しているので、各金融機関にご相談ください。
・フラット35
住宅金融支援機構と民間金融機関やモーゲージバンクが提携した住宅ローンです。最長35年の長期固定金利のため、ローンの借り入れ時点に返済終了までの金利や返済額が確定します。ローン保証料や繰上げ返済・返済条件変更の手数料が無料です。
住宅ローンには、大きくわけて「公的融資」「準公的融資」「民間融資」の3つがあります。
返済期間と金利の違いで返済総額も変わってきます。また、年収や条件で幾通りもの借り方があります。リノベーションの場合は、購入資金+リノベーション資金が必要です。このふたつのバランスを考えて資金計画をしましょう。
金融機関によってローンの借り方は異なりますが、中古マンション購入金額とリノベーション工事金額を合計し、住宅ローンとして借りることができるところもあります。必ず、金融機関や施工会社のローン窓口に相談しましょう。
不動産会社と提携し、リノベーションもできる施工会社に物件を探してもらうのがベストです。リノベーションする場合、物件購入時にリノベーション工事が可能かどうか、施工会社に確認してもらう方が後々スムーズに工事が進行します。でも、なかなか物件がみつからない場合は、自分で探す方法もあります。インターネットを使い、不動産関係のサイトを確認する方法や希望エリアの不動産会社に依頼をかける方法なども有効です。
また、希望した物件がみつからない場合には、希望項目を再度確認し、無理がないかを見直してみることも大切です。住みたい希望エリアを広げたら、すぐに良い物件が見つかるということもあります。
中古マンションでも住宅ローンを組むことは可能です。
Doopでは資金計画のシミュレーションから各種補助金のアドバイスまで行なっております。
物件の状態や広さ、使用する素材によって大きく変わってきますが、プレミアム(オーダープラン)の場合500万円〜1,500万円で収まるケースが大半です。